このページでは「蔵元だより」より
毎回、お酒に関するさまざまな話題や最新情報をご提供してまいります。

◆7月のニュース
沙羅双樹の花の色
蔵内だより
ちょっといっぷく拝見
7月(文月)の暦
イベント
 
蔵元だよりバックナンバー


沙羅双樹の花の色
   
 アジサイの花が梅雨空にしっとりと濡れて、色とりどりに趣を放ちながら、ほのかな香りを漂わせます。
 酒米山田錦の植え付けが終わって1ヶ月、元気の良い青田に育ち、今年も豊作が期待されます。25日には6羽の子ツバメ達も一斉に巣立ちました。
 6月初旬よりホテルでのマグロ解体イベントに協賛、群馬県酒造組合若手一行や優良地酒蔵と歩む会一行の来訪を受けて、社員蔵人達の案内による蔵内見学やきき酒、白水の井戸などをご覧頂き、奥座敷においての農口杜氏の切々たる酒造りの思いを聴いて、一同感動された様子に嬉しく思っております。
 7月に入ると同時に、お中元商戦がたけなわとなりますが、私共の常きげん、夏のギフトも整い、八月までこの売込みにも専念しますが、特にお盆を控えて「蓮如の白水」セットも準備しております。サラソウジュの白い花が咲き、やがて祖先や肉親のみ霊を偲び、迎え火を点してご供養を行い心を込めて感謝をしたいと思っております。


イベントでの杜氏さんの講演会の様子




蔵内だより
   

石川県酒造組合連合会は六月五日金沢市の金沢ユースホステルで石川県清酒学校の最初の卒業生7人に「石川県酒造士」の称号授与しました。
 これは日本初の呼称資格です。
 清酒学校は、杜氏や蔵人の高齢化に伴う担い手育成のため2000(平成12)年に開
設された。初年度は10人が入校し、3年間の実習と講義を経て7人が卒業試験に合格したものです。
 これから、この石川県清酒学校で学んだことを生かし、杜氏さんや蔵人さんと協力し合い、さらなる酒質向上するようがんばります。
 そして、全国の人々にもっと「常きげん」をアピールして行きたいと思っております。

専務 鹿野 博通




ちょっといっぷく拝見
   
 莫妄想
(だん もうぞうするなかれ)

 今年もすでに折り返しの月となり、今さらながら時の速さに思いがいたします。
 カレンダーをめくりますと、この字が大きく書かれ大意はあれこれ余計な事は考えるなとありました。これにはもっと深い尊い意味が込められているのでしょうけど、自分なりに解釈し、過ぎ去った半年間の迷いをふっ切って、これからの半年間の生活を後悔する事なく一歩一歩前進し「坐すれば通じ通ずれば花開く」の語が示すように人と人との出会いも大事な事ですが、自分との出会い、本当の自己をみつめることも大切なことではないでしょうか。




7月(文月)の暦
   
1日
山開き
海開き
氷室の日
21日 海の日
2日 半夏生(夏至より11日目) 23日 大暑(酷暑を感ず)
7日 七夕
小暑(やや暑熱を催す)
27日 土用の丑
15日  孟蘭盆会    




イベント
   
●1日 お中元始まる
●10日 加賀海岸浜茶屋開き
●17日 京都祇園祭
●22日〜23日 第89回醸造食品セミナー    
(日本醸造協会)
●23日 定例会(小松酒造組合)
●24日 IT委員会(石川県酒造組合)
●25日 清酒学校オープン講座
(石川県工業試験場)
●25日頃 蔵内土用洗い(弊社)