このページでは「蔵元だより」より
毎回、お酒に関するさまざまな話題や最新情報をご提供してまいります。

◆2月のニュース

今年は日本酒の年

二月(如月)の暦

イベント
商品紹介

仕込み作業

加賀2006冬の催し物
如月
寒仕込み新酒と蕎麦談義

お酒にぴったりなお料理

 
蔵元だよりバックナンバー


寒中お見舞い申し上げます


今年は日本酒の年
   

年末より降り続いた二十年振りの大雪は、小寒中にようやく一服となり大寒に入り平常の冬型に戻り、当蔵における酒造りも順調に進んでおります。
一月十八日より始まった大吟醸搾りは、平年を上回る出来栄えであり、酒米の質の良さと、今冬の寒さが追い風となって嬉しい快挙となりました。
特に十四号金沢酵母を使った新酒は、優雅な香りと味の良さでは他の追随を許さぬものがあります。このお酒が貯蔵年数を積み重ねる事によって、すばらしい美酒「常きげん」に生まれ変わっていきますが、搾るまでの長い行程の技術こそ、農口杜氏と若い七人の蔵人たちの日夜をとわない努力の甲斐であると確信し、心より感謝をしたいと思います。
昨年より本格的に石川県から発信する、日本酒で乾杯運動や和らぎ水、お燗酒の良さ、カップ酒の普及運動は急速に全国へ展開し、当酒造組合としても、こんなに早い効果に驚くと共に、常に日本酒の話題を絶やす事なく、消費者の皆様方に日本酒文化や健康的な良さも含めて訴え続けていく所存であります。

本年も旨くて楽しくて体を育む、常きげんで乾杯!


雪の白水の井戸周辺



二月(如月)の暦

   
一日 生活習慣病予防週間 十一日 建国記念日
三日 節分 十四日 バレンタインデー
四日 立春 十九日 雨水
七日 北方領土の日 二十二日 世界友情の日
八日 針供養・こと始め 二十三日 皇太子誕生日
十日 初午    



イベント
   
●一月二十七日
 〜三月二十六日
華麗なる吉田屋展
(大聖寺・県立九谷焼美術館)
二月  
●六日〜二十八日 フードピア金沢(石川県全域)
●六日〜十二日 札幌雪まつり
●八日 日本酒造組合中央会評議会(東京・如水会館)
●九日〜十一日 石川伝統工芸フェア
(東京ドームプリズムホール)
●九日 北國銀行 加賀地区新年互例会(長生殿)
奥能登 あえのこと祭り
●十日 トリノ冬季オリンピック開幕
菅生石部神社・奇祭竹割り祭り御願神事
(大聖寺)
●十五日 農口杜氏講演(加賀中央ロータリークラブ)
●十六日 組合長会議(石川県酒造組合)
●二十三日頃 第二回目大吟醸搾り開始
その他、弊社酒蔵見学者多数あり


商品紹介
   
限定商品


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山廃純米無濾過生原酒

1.8L 3,465円(税込)
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口に含んだときの芳醇な香りと
喉ごしスッキリのキレ味は癖になりそう
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山廃吟醸無濾過生原酒
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二月中旬頃発売予定
1.8L 4,200円(税込)
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二月十四日はバレンタインデー
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山廃純米
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山廃吟醸
1.8L 3,780円(税込)
720ml 1,890円(税込)
山廃純米吟醸
1.8L 4,200円(税込)
720ml 2,100円(税込)



仕込み作業
 

 連日寒い日が続いておりますが、底冷えのする蔵の中では杜氏さんや蔵人さん達が仕込み作業に奮闘中です。
さて、少しだけ作業の内容をご紹介いたしましょう。

これは「櫂入れ」(かいいれ)と呼ばれる作業です。お酒の元となる「酒母」に糀、水、蒸米を加え、櫂棒と呼ばれる長い棒で混ぜ、「もろみ」を仕込むことをいいます。
これは「上槽」(ふねしぼり)といわれる作業です。
圧力を掛けて押し出すような搾り方で、力の強い味の豊かなお酒になります。
そしてこれは「袋搾り」といわれ、袋に吊るしてゆっくりとしずくだけを採るやり方で、上品な味の良いお酒になります。

毎日このような作業が続いております。今年も美味しいお酒が期待できそうですね。酒蔵見学に是非お出かけ下さい。


おいしい常きげんのそばにはいつもおいしい水がある。

【常きげん蔵元では、爽やかな酔心地を楽しめるよう、お冷や(和らぎ水)運動を奨めております。】日本酒時どき水。




加賀2006冬の催し物
 
加賀・二〇〇六冬の催し物をご紹介します。
《加賀アートギャラリー》
二月二日〜五日 大聖寺実業高等学校
情報デザイン科作品展
二月二十四日〜三月二十六日 「企画展」
《石川県九谷焼美術館》
二月二十五日 「木の風アンサンブル」
午後一時三十分〜午後三時
《中谷宇吉郎雪の科学館》
二月十一日 「雪と氷のABCカルタ会」
午前十時〜午前十一時三十分
《鴨池観察館》
二月五日 「お香をきく会」
午前九時〜午前十一時
二月十九日 「鴨の飛び立ちを見る会」
午後五時三十分〜午後六時三十分
二月十一日 「ワシ・タカを探そう」
午前九時〜午前十時
《北前船主屋敷「蔵六園」》
二月十五日〜三月十五日 「ひな飾り」
 



如月・・・きさらぎ
 
この頃は三寒四温を繰り返し風はまだ冷たく寒気も厳しいのですが、草木はたくましく春の準備を進めております。如月の用例は早く、「日本書紀」の仁徳紀の中に奈良県東部の山中に氷室を作り、夏に日本酒のオンザロックのようなものを飲んでいたと記されています。その中に「春分」(きさらぎ)という呼び方が用いられているのが始まりです。色々説がありますが、寒さを防ぐために、衣をさらに着重ねするという「衣更着」説が一般的です。又、陽気が進む頃であるという「気更着」説や、草木の芽が張り出す月であることから「草木張月」(くさきはりつき)の略という説もあります。

きさらぎや ふりつむ雪をまのあたり 万太郎



寒仕込み新酒と蕎麦談義
 

先日金沢のそば店にて、こだわりのそばと新酒を味わう「寒仕込み新酒と蕎麦談義」が催され、弊社社長と農口杜氏も出席し、参加者に搾りたて新酒を振るまいました。自家製粉そば粉一〇〇%のこだわりのそばと、弊社自慢のこだわりの新酒は相性ぴったり!と、参加者の方々も大変喜ばれていました。

北陸中日新聞
一月十八日 掲載



お酒にぴったりなお料理
 
大根のえびそぼろあん
@ 大根は適当な大きさに切り、皮を厚めにむい
て米のとぎ汁でゆでる。水にさらして水気を切る。
A 鍋にだし汁と調味料を合わせて中火にかけ、煮たったら@を加え落し蓋をし、火を弱めて約二十分煮る。
B 芝えびは頭、背わた、殻、尾を除き、一センチ幅に切る。鍋に酒を少量煮立てて塩少々を加え、海老を入れて酒煎りにする。
C Aを温めて器に盛り付け、残りの煮汁にBを入れて水溶き葛粉でとろみをつけ、大根のうえからかける。おろした生姜をのせる。

大根 ・・・ 1/4個
だし汁 ・・・ 500cc
みりん ・・・ 60cc
薄口醤油 ・・・ 20cc
芝えび ・・・ 100g
根生姜 ・・・ 20g
米のとぎ汁、
酒、塩、
水溶き葛粉
・・・ 適宜