


山廃仕込のお酒は、名工農口尚彦が手間ひまをかけ、心を込めてできた最高の逸品です。その濃厚な飲み口と鋭い切れ味は、和食はもちろん、フランス、イタリア、中国料理に良く合う従来の日本酒のイメージを越えた逸品で、お客様には絶大な評価をいただいております。


山廃仕込。この名前も今では、ずいぶんと知られるようになりましたし、全国いろんなお酒のラベルにも「山廃」の文字を見つけることができます。
でも、選りすぐった酵母を操り、天然の乳酸菌を手なずける、その造り方の難しさは、言葉にできないくらいのものがあると言います。
いま、「山廃」のことなら鹿野酒造の農口杜氏に聞け。そんなふうに言われるほどの「現代の名工」にして、「山廃は難しい」としみじみ口にします。
農口杜氏の語り下しポプラ社出版の「魂の酒」という一冊の中にも、「山廃造りというのは、理論もさることながら、やる人の性格がすぐ出てくる。」「徹底して自分の意志をちゃんと統制できなかったらいい山廃はできません。」といった言葉が出てきます。
そんな山廃へのこだわりを知った誰もが、同じ山廃といっても、一度は農口杜氏の造った山廃を呑みたいものだと思わずにはいられないようです。

正式には山卸廃止酛(もと)(酒母[しゅぼ])と呼称する。健全な酵母の働きには、乳酸が不可欠であるが 、この造りは自然界の乳酸菌を利用するため、山卸(櫂入れ)を廃止した古式の仕込方法であり、通常の(速醸)造りより日数が2倍〜3倍必要となります。名匠農口杜氏の得意とする技であり他の追随を許さない技術です。和食はもとより洋食にも最適であり、コシの強いコクと鋭いキレ味は今後世界に通じるお酒です。山吹色を呈するのが特徴。
※山卸=櫂(かい)入れ作業=米を櫂棒ですりつぶす作業。山廃とはこの山卸作業を廃止したという意味。
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